引き寄せの法則

成功者が言う「運がよかった」の意味と運が良い人になる方法

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成功者たちは「運が良かった。」という。

 

これだけを鵜呑みにして、棚から牡丹餅みたいに何もしなくても運が良ければ成功する。

 

と思っては大いなる勘違いになってしまう。

 

また、彼らは「努力しました。」とも言わない。

 

たった一文字の『運』という漢字には、大きな意味が含まれていることを知ったお話。

 

  

感謝と運

 

グラミー賞などを見ていると、受賞者たちは必ず「感謝します。」と言う。

 

欧米の人々は、家族や周囲にいる人、ファンたちに感謝するんだなー。

 

と思っていたけど、最近は日本でも、感謝という言葉を聞くようになったな、と今年のオリンピックを見ていて思った。

 

感謝と応援ありがとうございます。

 

がセットだった選手が多かった。

 

本人が、毎日むちゃくちゃ練習したからメダルをもらえたというのに。

 

彼らは自分が努力したから、だなんて言わない。

 

だって、そんなこと言わなくても国民はみんなわかっていることだから。

 

練習に励むことができたのも、応援があったからだと感謝している。

 

企業経営者たちは寝る間も惜しんで仕事をしたけど、自分が努力したからだと言わず、「運がよかった。」と言う。

 

運のある人を採用

 

パナソニック創業者の松下幸之助さんは、従業員を採用する際に、運の良い人のみを採用していた。

 

面接の際に、運が良いか悪いか質問し、運が悪いと答えた人は、たとえ高学歴だろうと採用試験の結果が良かったとしても、採用しなかったと言われている。

 

仮に、ウソをついて「自分は運がいいです。」と答えたとしても、

 

例えば、最近、運が良かったことは何ですか?

 

と聞かれたら、即答できずにばれてしまう。

 

どうして、運の良い人のみ採用したのだろうか?

 

じゃんけんで合格

 

萩本欽一さんは、最終オーディションに残った2名にじゃんけんをさせて、勝った方を選んだことがあった。

 

そのときのじゃんけんに勝って合格したのが見栄晴さん。

 

じゃんけんをする前から、見栄晴さんがいいな、と思っていたのに、じゃんけんをさせて勝った方を合格にすると言った欽ちゃん。

 

スタッフが

 

「負けたらどうするのですか?」

 

と聞くと

 

「あの子はもう運をつかんでいるから、あの子が合格するから。」

 

と言い、欽ちゃんの言ったとおり、見栄晴さんが合格した。

 

自分の力…

 

芸術家のYは、20年以上もの長い下積みを経て、やっと作品が世に出ることになった。

 

周囲の人達はYによくやってきたと褒め、今後、芸術家として成功するように作品を知人へ紹介したりなど協力してくれていた。

 

そんな矢先、突然Yが「これはオレ一人の力でやってきものだ!」となぜか主張した。

 

みんなYがどれだけ取り組んできたのか、そんなこと知っている。

 

自分一人の力でやってきた。

 

と発言したこと、そう思ってしまったことが影響したのかは分からないけれど、また下積み生活へと戻ってしまった。

 

自分をほめた…

 

レース直後に、「初めて自分で自分をほめたいと思います」という名言を残した、1996年アトランタ五輪の女子マラソンで銅メダルに輝いた有森裕子さん。

 

この言葉がまちがって「自分をほめてあげたい」と伝わってしまい、自分に対して「あげたいなんておかしい」と批判されたことがあった。

 

だけど、その批判は一部で、「どうしたらあんなに素晴らしい子供に育つのだろうか?」という賛美の声の方が高かった。

 

けど、その後ご結婚されて週刊誌などにプライベートな記事が掲載されるようになり、あんな子供に育てたい、と絶賛する人達もフェードアウトしたようだった。

 

感謝の気持ち

 

私たちは自分一人で生きているわけではない。

 

スポーツ選手には、監督や栄養管理してくれる家族やファンの人達がいるし、成功者たちだってパートナーや社員たちなどがいる。

 

自分と彼らがあっての成功なのだ。

 

運の実験結果

 

実際に、運の良し悪しを実験している人がいる。

 

スタンフォード大学の心理学者であるアルフレッド・バンデュラ博士。

 

長年、『運』について研究をしているとのことだが、その中から一つ。

 

喫茶店の出入り口に5ポンド札を置いて、それに気が付くか気が付かないか、の実験をした。

 

喫茶店に入ると、お札に気が付いた人は、隣に座っている人に話しかけコーヒーをご馳走し、気が付かなかった人は、話しかけることなく一人でコーヒーを飲んだ。

 

隣に座っていた人は実業家だったというオチがある。

 

運が良い人は、お札にも気が付くし、知らない人にコーヒーをご馳走するし、その相手に話しかけるけど、運が悪い人は真逆という実験結果。

 

この実験から、運が良い人は余裕があるからではないか、と言われている。

 

余裕があるからお札が目にとまり、余裕があるから隣の席の人にご馳走をし、余裕があるから話しかけることができる。

 

余裕があるというのは、知らない人に声をかけてイヤな顔をされるかもしれないけど、声を掛けることが平気な状態である。

 

運の良い人になる

 

運の良い人になるには、上述した例でいうと、イヤな顔をされても平然と受け入れる自分になることだ。

 

また、自分で自分は運が良い、周囲にも自分は運が良いと発言することで、運が良い人になれる

 

グチは言わない方がいい、というのは「運」とも関係がある。

 

たとえ運がいいと思えないことが起こったとしても、そのことを悲観せず笑い飛ばしたり、自分はラッキーだと言うと、周囲はその人のことを運が良い人だと思い込む。

 

逆に、グチばかり言っていると、この人って運が悪そう、、、というイメージをつけられてしまうのだ。

 

相手の本質を見る事ができる人って少なくて雰囲気で判断しがち。

 

だから、自分は運が良いと言っていると、ああ、あの人は運が良いのだな、とイメージをつけられる。

 

そして、人は運の良い人にあやかりたいと思うし、そのような人の側にいたいと思うものだ。

 

クレクレ君も近寄ってくるかもしれないけれど、有益な関係を築ける人と知り合える機会も増える。

 

ちなみに、あげまんとは、運の良い女性のことなわけだけど、これについては、別の記事で書くつもり。

 

まとめ

 

成功者たちが「運が良かっただけ。」という言葉には、感謝の想いが含まれている。

 

彼らは自分の努力だと言わず運が良かったから。

 

と言うことで、更に『運』をつけているのである。

 

だから、運だけで成功すると思ったら勘違い。

 

松下幸之助さんは、運が良い人のみ採用をした。

 

萩本欽一さんは、運がついた人はじゃんけんで勝つのがわかっているからと、じゃんけんをして合格者を決めたことがある。

 

運の良いあげまん女性を探している男性たちがいる。

 

『運』って空気のように見えなくてよく分からないものだけど、実際に存在するようだし、研究でも運の良い悪いの実験結果がある。

 

そうなると運が良い人になりたいものだ。

 

その方法は、自分は運が良い人だと思い、そう振る舞うこと