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夢ソムリエ

夢を叶える方法~引き寄せの法則を使った夢の叶え方、ストレスを感じないライフスタイルを実践中。

イゾラドという文明社会と接触したことがない人々に思うこと

思ったこと

久しぶりに「観たい!」テレビ番組があった。
NHKのスペシャル番組 『最後のイゾラド 森の果て 未知の人々』
という番組。

 

イゾラドとは、『隔絶された人々』という意味。
文明人と交流したことがなく、裸同然で森で生活している人達のこと。

 

この番組に登場するイゾラドは、アマゾン源流域のブラジルとペルーの国境地帯に住んでいる。 先住民たちと文明人が、初めて接触したドキュメンタリー。
45分の時間があっという間で、
食い入るように見入った

 

そして、深く考えさせられた
これが国分ディレクターの狙いかな。

 

今でも自然界で暮らしている原住民はいるけど、
文明人と接触して交流がある原住民は、
かつてはイゾラドと呼ばれていたけど、
もうイゾラドとは呼ばれなくなる。

 

番組に登場するイゾラドは、マシュコ・ピロ族と呼ばれ、
その意味は「凶暴で野蛮な人」。
文明人たちが勝手にそう呼んでいるだけで
彼らはそう呼ばれていることを知らない。

 

最近、人里で彼らの姿を見かけることが多くなり、
近くに住んでいる現地の人達にとっては、
弓で殺されたり、村を襲撃されたりするので、
そう呼ばれるようになったのか。。。

 

遠くに住む私が番組を見た限りでは、凶暴で野蛮な人達には見えなかった。 
どうして彼らは村人を殺したりしたのか、は番組の最後に出てくる。

 

通常、原住民というのは、友好的だそうだ
アメリカ大陸が発見されて (発見というか元々あったし、
アメリカは古い大陸だと言われている)、 白人たちが移住してきた時も、
ネイティブアメリカンは親切だったと言われている。

 

この番組には、2つのマシュコ・ピロの集団が登場する。
最初は集団で登場し、次は家族で登場する。


この二つのグループには面識がない。
お互いが食べ物を求めて森の中を移動しているエリアに、
大きな川が二本あるから出会うことがないらしい。

 

最初のグループは髪型も肩までの長さで一緒、顔も見分けがつかない。
後に登場する家族は、最初のグループと雰囲気が違う。
父親は短髪だし、家族だけど見分けがつかない顔はしていなかった。 

 

この家族のイゾラドにNHKクルーのカメラマン菅井さんが対面する。
1人だけ同行を許可されたので、ディレクターはカメラにおさめてもらうために、
菅井さんにお願いしたのだった。

 

小さな船に、交渉人の先住民の男性と供に対面した菅井カメラマンの言葉から、
恐怖心が伝わってきた。
映像はイゾラドで菅井さんの顔はまったく映らず、声だけなんだけど、
菅井さんの恐怖心が伝わってきた。
イゾラドは武器を持っていなかった。

 

けど、『怖かった。』
って、考えさせられる。。。

 

両親は、菅井カメラマンに
「あなたは誰?」
「何もしないよね。」
「子供に害をあたえないで。」
と何度もちょっと遠くから話しかけていた。
特に「子供に害をあたえないで」と繰り返し話しかけていた。 

 

母親は、片手を自分の胸にあてながら 自分の名前を菅井さんに伝えていた。

 

好奇心旺盛な長男は菅井さんの洋服に興味深々で、 「着てみたい」と近づいてきた。

 

長女はロングTシャツを着ている。
次女と思われる女の子は 「ジャガーに食べられたの」
と何度か言い、足首を見せた。
そして母親が「この子妊娠しているのよ」 と話かけてきた。
父親は末っ子の子供を抱きながら 「この子の名前は毒クモ」 と何度も説明していた。

 

長男に洋服を着たいとしつこく迫られるなか、 菅井さんは
引き上げた方が良いと判断した。
そのシーンから恐怖心が伝わってきた。
カメラより洋服に興味が湧いた長男が間近で洋服を着たがっているシーン。
なのに恐怖なのだ。

 

恐怖心が伝わってきたんだけど、 武器も持たないイゾラドに対して

どうして恐怖が湧いたのだろうか!?

 

彼らは友好的だったと思うし、野蛮だとも思わなかった。
ただ自然界の森の中で獲物を探して生活しているだけ。
私たちは文明社会で生活しているだけ。
それだけの違い。

 

彼らは家族を紹介し、自分の名前や、ジャガーに襲われてケガをしたことや
お腹に赤ちゃんがいることなどを積極的に話しかけてきた。

 

片や、カメラマンは「ノモレ」(友達)の一言だけを覚えて彼らの元へ向かった。

 

母親が一生懸命自分の名前を伝えて、
「で、あなたは? 」のように
菅井さんの名前を訊ねていた。

 

「子供達に害をあたえないで」 と何度も言い、
子供達を大切にしていることも伝わってきた。

 

けど過保護ではなくて、子供達は自由にのびのびと暮らしている様子がうかがえた。
Tシャツを着た長女は笑顔だったし。

 

最初に出てきた違うグループのイゾラドも野蛮だとは思えなかった。
バナナを贈ったら、お礼に枝で作った先が尖ったナイフのような物を
手にもちながら高く上げ、これを船の中に置きます。
という動作をして置いた。
野蛮だとは思えなかった。

 

私の同僚なんて、お土産を渡してもお礼すら言わないから。
彼女と比べても礼節をわきまえていると関心した。

 

また、彼らは相手の目をしっかりと見て会話をしていたことにも関心した。
文明人で目を見て話さない人ってたくさんいるし、
ほとんど裸で獲物を獲って森に住んでいるだけで野蛮人だなんて、
違うと思った。

 

ほとんど裸だと聞くと、性器を隠していると想像していそうだけど、
彼らは性器ではなくて、お腹に腹巻のようなものを巻いていた。

 

おへその下は丹田と呼ばれているところで、
すべてのエネルギー(氣)を集めているとても重要な部位だ。

 

彼らは、その部位が大切なことを知っているから、
性器ではなくて、その部位のみ裸ではないのかもしれない。

 

だとしたら、やっぱりすごい。
これは余談だけど、自然界に住む彼らの性器は小さいらしい。
そして性交の時間も短い。

 

以前、ケニアのマサイ族の男性と結婚した日本人女性が
性交渉が3分くらいで終わるので、 御主人に日本のAVを
見せたことがあるけど興味を示さなかった
とTVで明るく語っていた。
性交渉を楽しむ、という文化がないらしい。

 

きっとこの番組に登場したイゾラドたちも同じかもしれない。
野生動物が住む森は常に危険と隣合わせだから
そのような文化はうまれなかったのだろう。
日本はこの点からも平和(ボケ!?)な国。

 

最近、彼らが村人の住んでいる地帯に出現するようになったとのことだけど、
これは彼らの住まいである森が伐採にあって、エリアが狭くなっている。

 

つまり、食べ物が取りにくくなっているからではないだろうか。
今までの生活エリアが狭くなっている。
実際、アマゾン川周辺の森林のほとんどは伐採されている。 

 

最後に、彼らに3つの質問をした。
「文明側の人間のことをどう思っているのか?」
「なぜ殺したのか?」
「あなたたちは幸せなのか?」
二つ目の質問は、心臓を一突きされて殺害された村人がいて、 殺害したのが彼ではないかと疑われているから。

 

その答えは、
「文明人は怖い」
「あなたたちが先に殺した」
「幸せはわからない」 

 

文明人のことを怖いと思っているのに、
武器を持たず、握手とハグをして、自己紹介をしてくれた。
文明人に仲間や家族を殺されたことがあるのかもしれないのに。

 

幸せという言葉の意味をわかっての返事なのかわからないけど、
幸せなんて人が作った言葉だし、 そう思うか思わないかは
文明人だって人によってちがう。

 

アマゾンの森で、ジャガーのような猛獣に襲われる危険と隣合せ、
毎日食糧を調達しなければならない。
生きることのみを考えているのかも。
幸せなんて生易しい感覚はないのかもしれない。

 

ペルー政府は文明社会に囲いこもうとしている。
言葉が通じるということもあり、交渉人に先住民を選び、彼が接触をしている。

 

どうして、そっとしておいてあげないのだろうか。
文明人と接触することで多くのイゾラドが死亡したことも過去にはあった。

 

森に住む野蛮人などと言われると、丈夫な身体をしていると思いがちだが、
それは森に適応した身体というだけ。
彼らは塩を摂らなくても平気な体で、汗もかかず蚊に刺されることもないそうだ。
だが彼らには文明人が持っている免疫力がないから、
文明人が持つ病原菌がうつると死に至ることがある。

 

そのため、ペルー政府は早く彼らに予防接種を打たせたいらしい。
けど、それがまた困難で、注射のことなんて知らない彼らに
針を刺すには数年間という時間がかかるとか。
かつて5年かかったことがあるそうだ。
そこまでして文明社会で暮らしてもらいたいようだ。

 

かつて、アメリカ大陸も南米大陸もオーストラリアも有色人種の原住民が住んでいた。
そこへ船でやってきて、土地を占領し、ついに数少ないイゾラドが巻き込まれようとしている。

 

イゾラドは数年後にいなくなるそうだ。
それは、彼らが絶滅するわけではなくて、文明社会に生きることになるから。

 

彼らにはバナナに釣られることなく、今までの暮らしを続けて欲しいと思った。
交渉人の後ろに政府という組織がある。
最初は、食べ物や衣服や居住を与えられて、雨風もしのげるし、
食べものもあるし、心地よく思うかもしれないけれど、
それから先はどうなるのだろうか。

 

そしてこの番組で思ったことのもう一つは、 人類は宇宙人にはまだ会えない。
ということ。
同じ人間であり、武器も持たず友好的なイゾラドに怯えているようでは、
まだ宇宙人には会えない。
と思ったから。

 

再放送は8月24日(水)午前0:59から
NHKスペシャル大アマゾン最後の秘境
第4集最後のイゾラド森の果て最後の人々

 

www.nhk.or.jp