入院体験談

急性胃腸炎で入院したので症状から完治までの体験をまとめました

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先日、急性胃腸炎で入院し
無事退院しました。

 

「今、流行っている」

 

と医師が仰っていたので、
このブログで情報をシェアしたいと思います。

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急性胃腸炎とは

 

 

急性胃腸炎は、突然の腹痛と
嘔吐が襲ってきます。

 

急性と付いているのが納得するくらい
私の場合、予兆もなく、本当に突然でした。

 

夕食が済んで、
食器をキッチンへ運んで、
リビングの椅子に座ってから
2、3分後、痛みに襲われました。

 

本当に予兆がなく、
激しい腹痛でした。

 

トイレへ数回行き、
3回ほど嘔吐しました。

 

自分で救急車を呼べる状態じゃなかったため、
一人暮らしだったら、どうなっていたのだろう?
と思ったら恐怖が走りました。

 

老人の一人暮らしに、
ボタンを押して緊急事態を連絡するようになっている
地域などがありますが、
とても納得しました。

 

近くで横になっていた母親を起こして
救急車を呼んでもらいました。

 

急性胃腸炎の原因

 

急性胃腸炎の原因は、
主に、生の食べ物からウィルス
が入り込んで感染してしまうと教えて頂きました。

 

ですが、私の場合は、
生ものは食べていませんでした。

 

救急車で運ばれた日と
前日などに食べた物を質問されたので
答えましたが、私の場合は、食べ物が原因ではありませんでした。

 

突然腹痛になった直前に夕食で食べたのは、
五目ちらしご飯とサラダのみです。

 

サラダは生ですが、
生野菜では急性胃腸炎にはならないとのことでした。

 

お昼には、卵焼きのサンドウィッチを
作って食べたと伝えたら、
古い卵ならその可能性もあるけど、
新しい卵なら大丈夫だと言われました。

 

考えられる原因は、

  • ストレス
  • 激しい気候の変化
  • 手にウィルスが付いていた

 

などだそうです。

 

確かに、4月に入ってから
仕事も忙しくてストレスも溜まっていたし、
体がとっても辛かったです。

 

目も真赤になり、
ヒリヒリしていました。

 

あまりにも疲れるため、
夜に9時に寝たこともありますが、
それでも体力が快復せず、
気合だけで毎日暮らしていたのです。

 

そんな時に、通勤などの際に
手にウィルスが付いてしまって
それが何かのひょうしに口の中に入ってしまったのかもしれません。

 

通常なら、ウィルスが入って来ても、
びくともしないのに、体が弱っていたため、
急性胃腸炎になってしまったのだと思われます。

 

急性胃腸炎はうつるの?

 

ストレスが切っ掛けでも、
急性胃腸炎になってしまった場合は、
ウィルスを持っているっことになるため、
他人へうつる可能性はあります。

 

そのため、入院中は同室者はいなかったし、
トイレも私専用でした。

 

お見舞いに来る母は看護師さんはに

「お母さんもうつるといけませんから、
心配だとは思いますが、気をつけてください。」

 

と注意されていました。

 

お見舞いに来ても、10分くらいで
帰ってもらう方がいいとのことでした。

 

  • そんなにうつりやすいの?
  • 空気感染しやすいの?

 

と心配になり、訊ねたところ、
そんなに簡単にはうつらないようでした。

 

ただし、老人の場合は、
感染すると快復までが大変で
下手をすると再起できないくらい重篤になる
可能性もあるため、注意した方が良いとのことでした。

 

急性胃腸炎の感染ルート

 

急性胃腸炎が感染する時の
ルートを教えて頂きました。

 

急性胃腸炎になった人とおしゃべりしている
程度ではうつらないとのこと。

 

口から口へつばが飛んでも大丈夫だそうです。

 

注意すべきことは、
感染者の下痢と嘔吐。

 

下痢といっても、
ゆるいレベルではなくて、
ピーというくらいの下痢のレベルだそうです。

 

その下痢や嘔吐した中にウィルスがいて、
それらが、空気に乗ってあちこちへばらまかれます。

 

ウィルスは空気中に7時間程度生きるとのこと。

 

そのウィルスが洋服や自分の身体などについたまま
外出してバスの手すりなどにつかまり、
7時間以内にその手すりに誰かがさわり、
その人が素手でクッキーなどをつまんだら
口の中へウィルスが入っていきます。

その人の体内にウィルスが入り込んだため、
偶然にもストレスが溜まっていたりして
免疫力が低下していた場合は、急性胃腸炎になる可能性があります。

 

反対に、元気で抵抗力があった場合は、
何ごとも怒りません。

 

ですが、ウィルスを持っているため、
その人がウィルスをばらまき、
そのウィルスをもらってしまう人が出てきます。

 

感染ルートは、感染者のピーレベルの下痢と嘔吐ですが、
空気に乗ってばらまかれますので、
身近に急性胃腸炎になった方がいた場合は、
感染者の汚物には触れないようにして、
すぐにビニールで密閉して処理すべきです。

急性胃腸炎の入院期間は何日?

 

通常、急性胃腸炎では入院出来ません。

 

救急車で運ばれても、
点滴を打ってから帰宅するように言われます。

 

私が入院できた理由は、
運ばれたのが夜だったことで
担当の医師が専門外だったからです。

 

救急車を呼ぶと、
かかりつけの病院へ受け入れてもらえるか
電話連絡をしてくれます。

 

私は近隣にある大手の総合病院の診察券を持っていたので、
問い合わせいただいたのですが、
1件は、急患で多忙のためか電話にも出ず、
もう1件は搬送された患者でいっぱいなので、
と断られてしまいました。

 

3件目では担当が違うと言われましたが、
それでもいいのでと運んでもらったのです。

 

病院へ到着早々、
その夜の担当医師が救急隊へ向かって、

 

「なんでうちなの?
担当がちがうのに!」

 

と訴える声が聞こえてきました。

 

タンカーに乗って苦しんでいる患者の近くで
なんでこんなこと言うのかな?

 

と思っていましたが、
逆に良い方向へとなりました。

 

「自分は専門外なので、
今夜は入院して、明日専門医に診てもらいますか?」

 

と仰ってくださり、
入院する運びとなったのでした。

 

看護士さんから話があります、
と言われましたが、
そんな状態ではなかったため、
すぐにベッドへ運ばれました。

 

知人でも急性胃腸炎で救急車で運ばれて
数日間入院した方を知っていますが、
かなり重症だったのかもしれません。

 

とっても重い場合は、
稀に入院になることもある、
と医師が仰っていました。

 

ですので、急性胃腸炎になって病院へ運ばれても、
点滴を打たれて帰宅することになります。

 

入院となると隔離になって病院も面倒だし、
自宅で静養していれば快復するからです。

 

急性胃腸炎の感染予防の潜伏期間

 

ウィルスの潜伏期間を訊ねたところ、
特に決まった日数はないそうです。

 

学校や職場復帰には、
それぞれの組織で定められた日数があるので、
それに従うのだそうです。

 

組織に入っていない場合、
おおよその目安として、
下痢がおさまってから、
2、3日は外出せず、
自宅療養とのことです。

 

 

 

結膜炎になることもある

 

私は5月からずっと両目が赤くて、
特に左目は真赤でした。

 

赤くてヒリヒリしていました。

 

パソコンやスマホの見過ぎかと思い、
スマホを使う時間を無くしたり、
寝る前に両目を温めていたりしていましが、
なかなかよくならず、
今は少しはましになった程度です。

 

入院中に、医師に急性胃腸炎と関係がないか
相談したところ、関係ありでした。

ウィルスがついた手で
目をこすると、ウィルスが目に入ってしまい
結膜炎になることがあるそうです。

 

急性胃腸炎の食事再開はいつから?

 

下痢や嘔吐がつづいている間は
水分も摂りません。

 

摂ってはいけないと指示がありました。

 

その間は点滴です。

 

自宅療養で、病院で点滴をしてもらわなくてもいいくらいなら
白湯、水やほうじ茶などを摂ります。

 

ですが、無理のない範囲でです。

 

病気になったら、
食べたら元気になると思い込んで、
無理やり食べようとする人がいますが
特に胃腸炎の場合は無理に食べてはいけません。

 

入院中、医師にも、
無理して食べないようにと言われました。

 

下痢がおさまってきたら、
重湯(おもゆ)などから食べます。

 

おかゆでもまだ胃腸の負担になるためです。

 

おもゆ⇒おかゆ⇒白米

 

って順番で、通常食へ戻していきます。

 

玄米が主食だからといっても、
この期間は玄米は控えるべきです。

 

私は回復が早く、
おもゆから5分がゆ、おかゆ、白米へと順調に変わりました。

 

ただし、お野菜は柔らかいものでした。

 

入院した翌日の朝食はなし。

 

食事を摂れるまで回復すれば
点滴はしなくていい、
と言われたので、
「お昼から食べます。」
と主張して出してもらうようにしました。

 

点滴をやめたかった理由は、
下に書きます。

 

最初の食事は昼食から↓

 

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翌日の朝食↓

 

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昼食↓
入院中、一番美味しかった病院食でした。
父の日ということでスペシャルだったのかも。

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夕食↓

 

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それでも飲み物は、
白湯、水、ほうじ茶などのカフェインもなく
刺激のないものにしてください。
とのことでした。

 

コーヒーや炭酸、もちろん
アルコールはダメです。

 

私は好きな緑茶もまだ飲んでいません。

 

入院中、朝食に牛乳が付いてきましたが、
一度も飲みませんでした。

 

お腹がいっぱいで入る余地もありませんでしたが、
ちょっと怖いとも思ったので。

 

医師も、「飲まない方がいいよ。」と。

 

 

 

急性胃腸炎の原因をどうしても知りたい

 

私の場合は、食べ物でなく
原因不明だったわけですが、
考えられるのは、
ストレスで弱った体に、
ウィルスが入ってきて発病してしまったって感じです。

 

なので医師にも原因がわからず、
ハッキリしないわけです。

 

人によっては、
原因とどうしても知りたい!

 

と思う方がいるかもしれません。

 

ですが、
とっても重症な場合のみ、
便の検査などをして調べるそうです。

 

重症の度合いは、
トイレから出てこれないなど。

 

ですので、それほど重症ではない場合、
医師が、食べ物や症状から診て
判断することになるとのことでした。

 

ですので、急性胃腸炎と診断されたけど
原因不明だと言われた場合、
心配するよりも軽いと思って安心した方がいいです。

 

急性胃腸炎の予防方法

 

急性胃腸炎はかなりの激痛です。

 

しかも突然やってきます。

 

私の場合、予兆はありませんでした。

 

もう二度とイヤです。

 

外出するのもイヤになるし、
人とお話しするのも躊躇しそうになるくらい
トラウマになりそうなほど、イヤです。

 

そんな私の気持ちを察してか
看護士さんから、

 

「気になると、外出もできなくなるじゃないですか?」

 

「だから、こまめに手を洗えばいいんです。」

 

「お喋りしてても、口から口へはうつることはないから。」

 

「ただ、クッキーをちょっとつまぶ場合でも、手を洗うことです。」

 

とアドバイスを言ってくださいました。

 

急性胃腸炎を治すための市販薬はあるの?

 

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今週のお題「家飲み」

ピンクや黄色のケースは薬入れ。

 

 

受診すると、点滴で痛みの緩和と水分を補給してくれます。

 

体は体内に入った悪いウィルスを追い出すため、
下痢や嘔吐で外へ追い出そうとしています。

 

そのため、下痢止めは絶対に服用してはいけません

 

私が入院中に処方していただいたのは、
調整剤(ビフィズス菌)のみです。

 

また、痛みどめのお薬はありません。

 

頭痛とか体のとこかが痛いと、
市販の鎮痛剤を服用すれば
痛みはおさまりますが、
腸の痛みにはそのような痛みどめはありません。

これも今回、医師から言われたことです。

 

ですので、そのような場合には、
病院へ行き診ていただき、
点滴などの治療をして頂かないと、痛みはおさまらないです。

 

つまり、急性胃腸炎の痛みをとるための
市販薬はないということです。

 

点滴が痛い場合の対処方法

 

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入院経験もありますが、
今回一番困ったことがありました。

 

それは、血管が見えなくなって、
点滴の針がなかなかさせなかったことです。

 

右と左で、全部で5ヶ所も針をさされました。

 

体調が悪くなると、
日頃はポッコリを浮き出ている血管が
見えなくなることです。

 

こんな経験は初めてでした。

 

それと、夏に点滴をするのがきらいです。

 

その理由は、エアコンで冷えた点滴が
体の中に入ってくるとき、
痛みが走るからです。

 

これは昔からそうです。

 

なので、夏に入院したり
点滴を打つのは苦手です。

 

今回も、針が刺さっている所に、
温めた蒸しタオルを何度か当てていただきました。

 

また、5ヶ所中、
針をさしたけど、血管にちゃんと入らず、
あきらめてテープを貼ったところも痛かったので、
そこに蒸しタオルを当てていました。

 

季節に関係なく、
点滴が痛い場合は、
看護士さんへちゃんと訴えます。

 

針をさされた時は誰でも痛いのは当然ですが、
点滴されている間、ずっと痛いのは我慢してはいけません。

 

点滴は数日間、数時間と長くかかりますから。

 

また、点滴が終わって、
針が刺さっていなくても、
何カ月も痛い場合があります。

 

昨年そうでした。

 

看護士さんへお聞きしたら、
次第に痛みはなくなるとのことで、
3ヶ月後くらいには消えました。

 

診ていただいた医師たち

 

今回、3名のお医者さんたちに
診て頂くことになりました。

 

運ばれた時の専門外の医師、
消化器外科の医師2名です。

 

救急車で運ばれた時の
専門外の医師は、
「どうしてうちに連れてきの?」と
救急隊員の方へ主張していましたが、
入院した翌朝、
「消化器の先生へ話しておいたから、」と
わざわざ病室にまで来て下さいました。

 

また、お腹のCTを見ながら、
子宮筋腫が大きいけど、
と心配してくださいました。

 

専門医の方も、
病室へいらした時、
子宮筋腫のことが気になったようで
「そっちの方が気になるけど。」
と仰ったので、子宮筋腫の話しになりました。

 

「大丈夫です。昨年治療したので。」

 

「治療って?」

 

「動脈からカテーテルをとおして、
徐々に小さくなるんです。」

 

「どこの病院?」

 

という話になり、
この先生は色々と話が出来そうだ、
と思ったので、気になることも質問しました。

 

「家、近くなの?」

 

などと聞いてくださったり、
信頼できそうな医師だな、と思いました。

 

お見かけしたところ、
40代くらいだったので、
これからもっとご活躍されそうだし、
このような医師がいらっしゃることに安心しました。

 

また、退院後、昨年子宮筋腫をした
病院へ電話を入れた際、
先生が開口一番、

 

「最近、何ごともなかったですか?」

 

と仰り、とてもびっくりしました。

 

というのも、
この先生からこのような
言葉が出るなんてことは一度もなかったし、
想像も出来ないからです。

 

質問をすることもできない先生なんです。

 

それなのに、まるで
私が入院していたのを察知していたかのように、
聞いて来られたのでびっくりしたのです。

 

入院期間を訊かれ、
症状などもお伝えしたところ、
「数日で治るよ。」

 

原因不明と伝えると、
「その症状なら、急性胃腸炎だと診断されるでしょう。」
とのことでした。

 

信頼できる医師が
いらっしゃることに安心しました。

 

まとめ

 

急性胃腸炎にならないように、
お菓子をつまむ場合でも、
必ず手を洗うようにします。

 

急性胃腸炎は、
かなりの激痛で、突然やってくるため、
自分一人では対処の使用がありません。

 

 

身内で突然の嘔吐や下痢をした人がいた場合、
ゴム手袋をはめて、すぐに処理します。

 

いつまでも、空気中にさらしていると
もしウィルスがいた場合、
部屋中にウィルスがばらまかれてしまいます。

 

市販の薬は服用せず、
すぐに受診した方がいいです。

 

間違っても、下痢止めは服用しないことです。

 

体は、体にとって悪いものを
外へ追い出そうとしているため、
下痢止めを服用してしまうと
体から出ていかなくなってしまうからです。

 

生まれて初めて、
急性胃腸炎になってしまいましたが、
医師が言うには、最近、流行っているそうです。

 

気温の変化が激しく
体調を崩すことで、
免疫力が落ちてウィルスに抵抗できない
からだそうです。

 

疲れたら、無理せず
休むことが大切です。

 

今年は、病気しない、
と決めていたのに、
いきなり救急車で運ばれる
はめになりました。

 

これで終わりにします。