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言いたいことを言っているつもりだった

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出典:pixbay

 

子供の頃はとっても引っ込み思案だった。
それも重度の。

 

だから、子供の頃はとにかくおとなしく静かな子だった。
他人に対して意見もなかったし、 とにかく恥ずかしがり屋でピュアだった。

 

それが今では、言いたいことはハッキリと主張するようになった。
イベントなどに参加したり、 何かのグループに所属した時も、 誰も言えないことを私がガツンと言っていた。
みんなが言いたくても言えないことをハッキリと伝えていた。

 

職場でもそうだった。
メールアドレスを教えてほしい、 と聞いてきた同僚に断ったことがある。
それを見ていた他の同僚が 「えらいね!」 と言ってきた。
彼女はアドレスを教えたことでイヤな思いをしていたから。

 

いつも人間関係で悩んでいる同僚には、 「言いたいこと言っているのに、どうして人間関係が良好なの?」 と質問されたこともあった。

 

そう、私は言いたいことは我慢せずに外に発していると思っていた。

 

けど、そうじゃなかったことに気がつくことに。

 

精神世界に詳しい友人ができたりして、 それらの世界も垣間見る機会もあり、 ヒーラーさんたちと出会うこともあった。

 

私はいい意味でぶっとんでいるし愛の人なのだと言われ、
幼少期のトラウマ(インナーチャイルド)も癒されて超越していると思われていた。

 

しかし、ある時、ちょっとしたご縁で、あるチャネラーさんを知ることになった。

 

数年後、そのチャネラーさんのセッションを受けた時、

 

「インナーチャイルドが悲しんでいます。」

 

 

と言われたのだ。

 

「えーーー!結構癒されてると思ってたよ!」

 

その日からインナーチャイルドの癒しにまた取り組み始めた。
1年後くらいに、癒しがちゃんとできているのか確認したくて
ヒーラーさんのセッションを受けたら、癒しは必要ないとのこと。

 

ちゃんと癒しができていた!と思っていた。

 

その後、結婚カウンセリングの方にお会いした時も、
私には治すところが一つもない。
と言われた。

 

その方は精神世界や引き寄せの法則などにも詳しいので
人によって必要であれば、ヒーラーのようなこともするみたいだった。
けど、私の場合は、理想をリスト化し、あとは行動するのみ。
というアドバイスのみだったのだ。

 

ここでもまた、癒されているー。
と思っていたのだ。

 

しかし、ケガはつづくし、私が希望して増員してもらった 同僚は
エナジーバンパイアだし、2015年から子宮筋腫が大きくなり
Hbの数値も下がり鉄剤を服用するようになってしまった。

 

2016年1月、キネシオロジーを使いながら施術してくれる気功を訪れた。
そこで言われたのが、

 

「インナーチャイルドが癒されていない」だった。

 

気功師:「言いたいことをずっと我慢してきている。」
私:「え?言いたいことは、はっきりと主張しています。
周りには我儘だと言われますし。」
気功師:「いやいや、相当我慢してきている。」

 

その結果を受けて、精神世界に詳しい友人へメールした。
その友人からは、私からエネルギーを吸い取っている人たちがいること、
その対策法などのアドバイスを受けたこともあった。
今まで何度もメールのやりとりをしてきたけど、
インナーチャイルドを癒す必要があるとは一言も言われたことがなかった。

 

むしろ、その必要はないよ。だった。
ところが、友人からの返信には、

 

「まったく癒されていない。とにかく癒して。
もう体が限界で悲鳴をあげている。」 とのことだった。

 

彼女も気功師とまったく同じことを言ってきた。

 

「もう我慢しなくていいよ。」
「お願いだから我慢しないで!」

 

見えない世界が見える人でも、
インナーチャイルドが癒されているという人もいるし、
まったく癒されていないという人もいる。

 

彼らの見解に振り回されるのもイヤだけど、
体は元気とは言えない状態だから、また癒すことを再開した。

 

ちなみに、1度癒したら終わり、ではない。
幼少期からのたまった毒を一度出せばすべて好転し出すけど、
私たちは日々毒を溜めているので、癒しは必要。

 

それでも私は、
「我慢なんてしていない!言いたいことは主張している!」
と言っていた。

 

だけど、最近、そう思い込んでいたことにきがついた。
というのも、私は、意見を発言する機会があったり、
自分にとってイヤなお願いや、意地悪をされたり、
誰かが困るようなことを押し付けられていたりすると、
ハッキリと主張する。

 

しかし、相手に悪いと思って主張しないクセがあることに気がついた。 

 

隣の席にいる同僚のくしゃみがものすごく力強くて大きいので、
頭が痛くなることがある。
男性なので仕方ないとは思うけど、遠慮というものがなくて、
思いっきりくしゃみを連発する。
本人はさぞかし気持ちがいいだろうな、と思うくらい。

 

何度か、もう少しおさえてもらえませんか?
と言おうとしたけど、未だに言っていない。
生理現象だし、気の毒かもしれないと思うから。

 

そして昨日は、2ヶ月半ぶりに職場復帰して、
休暇中のメールをチェックしていた時、
総務部から、大切な書類を給与明細に同封したので、
無くさないように保管してください。
とのメールの通達があった。

 

しかし、私には届いていなかった。
欠勤していたから後日なのかと問い合わせたら そうだと言う。
「後日社内便で配送しようと保管している。
もし必要なら取りに来てください。」だと。

 

「後日で大丈夫です。」 に加えて、
「保管していると連絡を頂けていたら幸いでした。」
と迷った末に返信した。

 

そして、必要なら受け取りに、、、という一文にも少しイラッとした。
(私はこういうのにイラッとしてしまうクセがある。)
あー、今イラッとした、とその感情を手放した。

 

その直後、廊下を歩いていたら、
その担当者が書類を持ってやってきた。

 

初対面だったので分からなかったけど、
表面上はニコニコしていて、ムッとしている様子ではなかった。
けど、相手の心情を読むのはムダなことだからやめた。
私が迷った末に付け加えた一文について、
相手は、ムッとしていないかもしれないし。

 

<そうか、これだったんだ。>

 

言いたこと言っているつもりだったけど、
相手やその時の状況によって 我慢していることに気がついた。

 

そう言えば、少し離れた席にいる同僚が 

「お願いがあるんですけど。 あなたのキーボードの音が大きくて、
頭に響くので、音が出ないように気をつけて入力してほしい。」
と言われたことがあった。

 

彼女は自分が我慢しなければいけない状況に遭遇すると
きっちりと主張するタイプ。
タバコがキライなので、喫煙者とお店に入るときは
絶対に禁煙ルームだと言っていた。

 

喫煙者と友達になりたくないとも。
私なんて、タバコが苦手なのに、出来れば禁煙がいいけど、
喫煙でもいいよ~なんて言ったこともある。

 

これからは、どんな状況でも自己主張するようにする。
相手が嫌がったらそういうご縁だというだけ。
言いたいことを発して、我慢しないことは 自分を大切にすること。
これからは自分をもっと大切にすることに決めた。

 

小さな我慢でも、積もり続ければ猛毒になる。