ストレスを感じない生き方

アスペルガー同僚に悩んでいたら上司もアスペルガーだった

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出典:pixbay

 

職場にアスペルガーなどの発達障害の方がいると、
業務上のコミュニケーションが上手に取れず困ることがあります。

 上司と同僚がアスペルガー

 

今の職場で出会った同僚とは仕事上で支障が多く、
かなり悩んでいた時期がありました。

 

2年間、
その同僚とどうしたら仕事が支障なく
進めることができるのか、一人で思考錯誤していました。

 

毎日頭痛がしていたため
鎮痛剤を服用しながら仕事を続けていましたが、
耐え切れず、上司に相談しました.。

 

ところが、

 

「ただの女性同士の相性の悪さ。」

 

だと軽く流されてしまったので、
職場に出入りしている3名のカウンセラーさん
に相談した結果、私の相談内容を理解してくださり
物理的距離をとることになり現在にいたります。

 

物理的距離とは、
仕事内容は同じですが、
私が同僚とは違うオフィスへ引越しをしたということです。

 

はじめて出会ったアスペルガーの人たち

 

同僚の仕事の仕方は相変わらず
支障が出るのですが、私の精神的負担はかなり減りました。

 

落ち着いたところで、一度相談したことがある
心理カウンセラーさんの相談を再び受けてみました。

 

というのも、以前相談したときに、
その同僚は発達障害のアスペルガーとADHDをお持ちなのだと思います。

 

と分析されたからです。

 

実際に、
その先生は同僚と直接会ったこともないのですが、
私から聞いた情報だけで恐らく発達障害だと思われますと仰っていたのです。

 

今まで10社以上の職場で働いてきているので、
ちょっと変わった人や出来れば関わりたくない人もいましたが、
発達障害のある方はいなかったと感じています。

 

まったく無縁だったため、
ネット検索してみたところ、
世間では、アスペルガーの同僚や上司と一緒に
仕事をするのはいかに大変か、という悩みを
かかえた人が多くいることに驚きました。

 

上司もアスベルガー 

 

今回の心理カウンセラーさんとの対面から、
驚くべきことに、私の直属の上司もアスペルガーの部類に入ると言われました。

 

以前相談したときに

 

「女性同士の相性が悪いだけ。」

 

と判断された上司です。

 

カウンセラーさんから

 

「上司も同僚もアスペルガーだと思われるのでかなり大変だと思います、、、」

 

と彼らと円滑に仕事が進むようにアドバイスをいただきました。    

 

アスペルガーの方の特徴

 

  • 自分だけのルールを持っている 
  • そのルールから外れたことは耳に入って来ない 
  • 途中からルールに入れることは出来ない 
  • 高い声が苦手 
  • 会話や文章の量が多いのが苦手
  • 一度苦手意識を持つと好転しない
  • 相手の想いが理解できない
  • 自分の好きなことには没頭や固執する
  • 苦手なことは避けたがる

 

  短い時間の中で、上に書いたことを挙げられて、
うまくいくコミュニケーションの取り方を教えていただきました。  

 

心理カウンセラーさん曰く、
アスペルガーの人たちは、自分のルールを持っていて、
それから外れたことは受け付けないんです。途中から言われても聞き入れることが出来ないのです。 とのことでした。  

 

「アスペルガーではない人同士だと、相手の言いたいことを察したり、途中で相手が理由を述べてもそちらへ軌道修正することができるけど、彼らにはそれが出来ないんです。」  

 

「一緒に仕事をされるのは大変だと思いますが、相手に納得してもらうようにこちらが会話の仕方を注意する必要があります。」  

 

んー、言葉選びや言葉の言い回しに気を使います。

 

アスペルガーの親もアスペルガー

 

同僚は普通に成長すれば教わることもなく
誰もが自然にしていることをしません。

 

例えば、お客様へお茶を出すときのお盆を
ゴミ箱と冷蔵庫の隙間の床上に置くクセがあります。

 

置いた後に洗うワケでもなくそのまま使います。

 

もちろん、他の人も使います。

 

お盆はシンクの上、棚の上、テーブルの上に置くのが
通常だと思うのですが、彼女のルールは床上なんです。

 

40代後半の子持ち主婦の方でプライドも高いので、
私からとやかく言われるのは気持ちよくないだろうと思って、
引出の一つを空にしてお盆入れにして一件落着しました。  

 

その一件をカウンセラーさんにお話ししたところ、
アスペルガーの人の両親のどちらかもアスペルガーであることがほとんどです。
とのことでした。

 

親もおそらくアスペルガーであるため、
家庭の中でお盆は床に置くものではない
ということが習慣になく、自分で決めた床上ルールに
なっているのだそうです。

 

そう言われて、アスペルガーは
突然生まれてくるのではなくて、
親や親戚にも近い人がいるのだと
心当たりのある人が数名浮かびました。

   

 単純作業が大好き

 

例えば、上司は時間の概念がないため、
〆切の制限がある仕事では支障が出てしまいます。

 

またスピーディーに業務をこなす概念はまったくありません。

 

私は部下なので、上司に確認すべき案件もあります。

 

その上司が機嫌よく仕事をしてくれるように
言葉を選んで依頼することを心掛けています。

 

ですが、時間の概念がないのと、
好きな仕事は自ら進んで取り組みますが、
気に入らない仕事は本当に〆切ギリギリにならないと手をつけてくれません。

 

3分で終わる仕事であっても
ご自分がやりたくないものはまったく手をつけないため大変困ります。

 

そのかわり、まったく急ぎでもない、
またその上司以外の私にでもできるような作業に没頭するクセがあります。

 

ある時など、
5cmほどの正方形のビニール袋にノベルティーの
缶バッチを1個づつ詰め込む作業をされていたことがありました。

 

私が依頼していた急ぎの仕事があるのに、
無心に作業をされていたため

 

「お忙しいのですから、私がやりますので。」

 

と話かけたところ、

 

「こういう作業大好きなんです。」

 

と返されて作業を続けました。

 

なにやら、アスペルガーの方は
単純作業が大好きなんだそうです。

 

なるほど、と納得しました。

 

急ぎの案件はムシをして、
誰にでもできる単純作業を無心に取り組んでいらした理由がわかりました。  

 

最後に

 

上司や先輩や同僚にアスペルガーの方がいると
仕事に支障が出て大変です。

 

彼らは悪気があるのではない、
と言われていますが、
一度嫌いになると好転することがなく、
自分が苦手なことを要求してくる相手のことも嫌う傾向が強いです。

 

基本的に自分本位のため、
気に入らないこと、気に入らない人は毛嫌いしてしまいます。

 

そのため、一緒に仕事をするうえでは
お願いや依頼などは必然なので、
当然そのようなことを要求してくる相手はキライにカテゴリーされてしまいます

 

なので、とっても仕事をしにくいわけです。

 

ウザイ奴と毛嫌いされながらも、
仕事を遂行しなければなりません。

 

カウンセラーさんのアドバイスによると、
私は女性なので、声を低くして、
ゆっくりと最初から的確にかつ手短に話をすることがポイントとのことでした。

 

アスペルガーの上司と同僚に囲まれて、
コミュニケーション力が高まりそうです。

 

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