ストレスを感じない生き方

優秀なカウンセラーは相談者が答えを見つける

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悩み事があると、やたらと他人に相談したがる人がいる。

 

相談しているけど、結論は自分の中で出ているから話を聞いてもらいたいだけ、とは聞くけどはたしてそうだろうか。

 

本当に悩んだとき、この人なら良い解決策へ導いてくれそうだ。

 

と期待して、中にはお金を払ってまで相談する人がいる。

 

この場合は相手の意見に影響されることが多い。

 

相談を受けるプロたち

 

相談を受ける側には、カウンセラーや住職などの日頃から相談事を持ちかけられる人たちが多い。

 

だから、相談する方も、プロとしての意見を参考にしてしまいがち。

 

そしてその通りに行動してしまう人がいる。

 

だけど、本当に優れたプロカウンセラーたちは、自分から相談者へ結論を出すのではなくて、話している中から相談者が答えを見出すものではないだろうか。

 

 

恋愛相談を友人にするのは逆効果

 

悩みの中で多いのが、パートナーの浮気問題だ。

 

私がよく聞くのは、夫の浮気で悩んでいる相手に対して、

 

「あなたも浮気すればいいのよ!」
「あなたもタバコを吸ったりお酒をのんで好きなことをすればいいのよ!」

 

とアドバイスをする人が多くてびっくりしたことがあった。

 

私が「そうじゃないと思う。」と言うと、

 

「だって相手が浮気している場合。こちらも異性で癒されることがあるじゃない?」

 

とのことだった。

 

実際にあったことだが、友人のAさんが友人のBさんから、夫が浮気をして悩んでいると打ち明けられたので、あなたも男性とお付き合いしたらどうかと勧めたというのだ。

 

私がAさんだったら、そのようなアドバイスはしないな、と思ったしそう言った。

 

私がBさんだったら、自分が成長できることに打ち込むし、私がAさんだったらそのようにBさんへ述べる。

 

だって、
自分が浮気しても報われないよね。
余計に悲しくなるよね。

 

それよりも、向上心をもって成長した方が楽しい。

 

それは別にお勉強だけじゃなくて、映画を観たり、お芝居を観たり、旅行へ行ったり、観葉植物を育てたり、お料理をしたり、なんでもいい。

 

自分がやりたいことをやる。

 

そうすると、キラキラしてくる。

 

余裕も出て来る。

 

そんな妻を見たら、夫は

 

「最近、妻がやけに楽しそうだけど、どうしたんだろう?」

 

と妻の方へ関心が向いてくるのだ。

 

めでたしめでたし、となるわけである。

 

もし浮気した場合、それが夫にばれたら泥沼になる。

 

家庭崩壊にもなるかもしれない。

 

もしばれなかったとしても、夫以外の男と交わったことでその男の影がついちゃう。

 

それは消せない過去となって、ずーとBさんについてまわるのだ。

 

そしてBさんだって浮気したことを忘れることなんてできない。

 

こんなに単純なことなのに、

 

どうして真面目で良妻賢母なAさんが浮気を勧めたのか?

 

しかも真顔で、

 

「だって、異性問題は異性で解決したりするじゃない?」

 

と私に言ったのだろうか?

 

人は、他人の不幸が密の味だからね…。

 

無意識で浮気をおすすめしていたのかもしれない。

 

他人に相談事をすると真逆に行ってしまうことがあるね。

 

友人に相談するBさんはピュアな人だったのかもしれない。

 

だって、プライドが高い人や優劣をつける人は友人に相談したりなどしないから。

 

そういう人はプロへいく。

 

けど、これがまたやっかいなことになったりするのだ。

 

なんせ相手はカウンセラーや住職などのプロだから、安心して信用しちゃうんだよね。

 

そして、相談をされた側というのは、やたらと

 

「●●した方がイイ。」
「こうしなさい。ああしなさい。」

 

と助言をする。

 

相談内容にもよるけど、本当に他人に良い糸口を与えることができる人って、自分からああしろ、こうしろとはっきりとした答えは言わないものである。

 

話をしているあいだに、相談者が自分で答えを見つけるのだ。

 

相談者によっては、

 

「相談するほどでもなかった。自分で見つけたわ。」

 

と相手に対して話してもあまり意味がなかった、と思ってしまうこともあるほど。

 

そうそう、相談を受ける側も悩みを抱えていることがある。

 

これも実話だけど、、、

 

同僚の親がアル中で、その原因がね、親の仕事が住職で悩み相談ばかりされるらしくて、それが悩みになってしまって、お酒に走ってしまっているのだと。

 

相談されて悩んでるけど、それらの相談内容は守秘義務だから他の誰にも相談することができなくて、自分の中でストレスになっているとのことだった。

 

アル中でストレスをたくさん抱えているなんて気づかずに、住職だから正しいアドバイスを頂けると思って相談するのだろうね。

 

そういう状態の人から、相談者のためになるようなアドバイスって出てくるのかな…。

 

雑談中に答えが見つかる

 

これは、なにもプロだけに起こることでなくて、素人の友人関係でもあることだ。

 

友人に悩みを相談するわけじゃないけど、心の中にモヤモヤを抱えている場合でも、友人とカフェでお茶をして雑談をしている最中に、どうしてモヤモヤしていたのか答えが見つかったする。

 

モヤモヤについて相談しているわけでもなく、悩み相談をしているわけでもないのに、その答えが見つかるのである。

 

実際、私も友人とカフェで他愛もないお喋りをしているとき、突然友人が

 

「あっ、わかった!」

 

と言いひらめき顔をしたことがあった。

 

そして、

 

「ずっとどうしてなんだろう?なんで悩んでいるのだろうと思っているところがあったけど、今お喋りしていて気づいたの。とってもすっきりした。」

 

とのことだった。

 

私たちはだた女同士のどうでもいい会話をしていただけだったけど、彼女はそこから自分の中の問題の原因に気がついたのだった。

 

人にアドバイスをもらうより、自分で見つけた方がとっても説得力があるし、他人に言われるより、自分で見つけたことがなによりもうれしいというか、パワーになるんだよね。

 

「わーい、見つけた!」

 

と喜ぶ。

 

まとめ

 

優秀なカウンセラーさんは、相談者に答えを明確に示すことなく、話し合いの中で相談者自身が糸口を見つけるものである。

 

それは友人にもあてはまる。

 

相談するわけでもなく、雑談中に心の中にあったモヤモヤがわかったりするのだ。

 

答えを自分で見つけることになるので、相談するほどでもなかった、と思ってしまいがちだけどね。

 

また、恋愛などの相談は友人にはしない方がいい。

 

だって、他人の不幸は蜜の味だから…。

 

法律的な見解を知りたくて相談するのは別として、他人に相談することで、振り回されたり、さらに願ってもいない方向へ進んでしまわないように、答えは自分で見つけた方がいい。