インナーチャイルド

イケメンの追っかけ、没頭する趣味、群れる人々の心理

 

f:id:yume-somurie:20160923200822j:plain

 

ポケモンGOでまた騒動があり、先日はレアキャラクターの「ラプラス」が登場したとかで、お台場へ数百人が殺到した。

 

このゲーム、死亡者も出ているとは…。

 

ポケモンGOを知った時、このようなゲームをすることが可能なことに大変驚いた。

 

だって、事故などが発生しそうだと思ったから。

 

ポケモンやゲーム好きな人って多いんだな、と思うのと同時に、どうして周囲の状況もわからないくらい熱中するのか不思議でもあった。

 

熱中といえば、今年はオリンピックもあり日本では盛り上がったようだった。

 

イベントがあると熱中する人がいるし、年中お気に入りのタレントを追っかけている人もいる。

 

趣味に没頭している人もいるし、スマホを手放せない人もいる。

 

一方で、それほど熱中する対象を持っていない人、これといった趣味を持たない人達もいる。

 

趣味や熱中するものがある方が人生が充実していて良さそうなイメージを受けるけど、それって逆なのでは、と最近では思っている。

 

 

趣味は持つべき?

 

履歴書を書きながら、趣味の欄でペンが止まったことが何度かあった。

 

だから、というわけではないけれど、数年間からは、市販の履歴書ではなく、PCで自作して、趣味の欄は設けていない。

 

私のように市販の履歴書に向かいながら、趣味欄でペンが止まる人って意外に多いと思う。

 

趣味って履歴書の欄にもあるくらいだから、持っていて当然だと思ってしまうけど、実は反対で、むしろ持っていなくても全然平気なのだと気がついた。

 

何かやっていないとダメな人

 

私は、履歴書の趣味欄を埋めるのにペンが止まっていたわけだけど、高校生の頃からバンドをはじめ、社会人になってから20代前半まではダンスやお芝居に熱中していた。

 

一旦お芝居をやめたときに、仲間から電話があり、

 

「劇団を立ち上げたんだけど、一緒にやらない?あなたは何かやっていないとダメな人だから。」

 

と言われた。

 

そうか、

 

「私は何かやっていないとダメな人間なんだ」

 

と同時に

 

「確かにそうだ」

 

と思ったのだった。

 

けど今では、何かやっていないとダメだということには、原因があるのだと気がついた。

 

熱中する人々

 

私の場合は、自分自身で活動することで何かをやっていたわけで、友人たちから「すごいね!」とよく言われていた。

 

その友人たちが私のことを友人たちに話すと「そのお友達すごいね。自分の周りにはそういう人いない。」と言ってたよ、と話してきたこともあった。

 

私は「すごいね」と言われてもなんとも思っていなかった。

 

だって、私は何かをやっていないとダメな人だったから、他人からの評価は眼中になくて、ひたすら熱中していたのだ。

 

この「何かやっていないとダメ」という『何か』は、タレントの追っかけやオリンピックなどのイベント、ポケモンGOなども当てはまるのだ

 

他にも、ニュースなどで話題になったことに群がる行動もそう。

 

『何か』を職業にしてる人々

 

その『何か』を職業にしている人達もいる。

 

小説家、画家、映画監督、シンガーソングライター、芸術家など。

 

ビートたけしさんの映画は殺人ものが多かったけど、当時のインタビューで、「映画の中で殺人をおかしてるから大丈夫」のようなことをお話しされていた。

 

「しあわせになるといい作品を産みだせない」と聞くけど、それは『何か』がなくなってしまうから。

 

だけどその『何か』はふこうなわけではない。

 

発散する人々

 

『何か』を持っていると、発散する対象が必要になってくるのだと思う。

 

私の場合は自己表現だった。

 

才能があればもっと発揮できる道へ進んでいたのかもしれない。

 

または、その『何か』が大きかった場合、プロになりたいと思って突き進んでいたのかもしれない。

 

けど、私の場合は、趣味をちょっと突き出たセミプロ程度で終わった。

 

この『何か』を発散する術がないと苦しくなるわけだけど、『何か』を持っている人は、発散をしている。

 

一番手っ取り早い発散方法はイベントに乗っかること。

 

『何か』が小さい人は、話題になったことに群がることで発散をしているのだと思う。

 

私のように中くらいだと趣味レベル、大きいとプロレベル。

 

そして幸せな状態になってくると『何か』が消える。

 

『何か』をやっていなくても大丈夫な女性

 

男女で比べると、本来、趣味に打ち込む傾向が強いのは男性なのだと思う。

 

女性で「何かやっていないとダメな人」は『何か』を抱えているものだ。

 

女性とは、本来、日常的なものに喜びを感じられる生き物だから、オシャレしたり、美味しい物を食べたり、日々の生活でしあわせを感じることができる。

 

だから、『何か』を持っていてもそれは極小のケースが多い。

 

それに比べて、男性は一匹オオカミで趣味にお金をかけることも多い。

 

男性は、結婚相手には「何かをやっていないとダメな女性」よりもそうじゃない女性を選ぶようだ。

 

例えば、イケメン男性タレントを追っかけている女性より、追っかけていない女性の方に魅力を感じる。

 

女性は感情の生き物なので、熱中する対象があるとそちらへ感情が流れてしまう。

 

本来、パートナーの男性へ流れる『氣』が対象物へ流れてしまうことになる。

 

自分へ流れるはずの『氣』がイケメンタレントへと流れてしまうのだ。

 

だからこの原則を知っている男性や、知らなくても直観で察知する男性は、「何かをやっていなくても大丈夫な女性」を選ぶ傾向がある。

 

イケメンが急に老け込むわけ

 

ちなみに、イケメンタレントは、ファンの女性たちから流れてくる『氣』を受け取るので、ファンがいる間はいつまでも若々しくイケメンでいることができる。

 

事務所の方針で、特にジャニーズなど、アイドルがなかなか結婚しないのは、ファンが離れていくことを避けるためだけれど、離れて行くと女性たちからの『氣』が流れなくなってイケメンを維持するのが困難になるのである。

 

結婚以外でも、人気がなくなってきたタレントから輝きが消えてしまうのもこの現象だ。

 

この現象は芸能人以外にも、身近なモテ男からでも知ることができる。

 

めちゃくちゃモテていたのに、結婚したとたんに老け込んでおじさんへと変貌してしまう男性が周囲にいるはずだ。

 

まとめ

 

「何かをやっていないとダメな人」は、その『何か』の大小にかかわらず、何かを発散しているものである。

 

その対象は、タレントの追っかけ、趣味、イベントへの参加、メディアで話題になったものなど。

 

群れる人もそうである。

 

『何か』を発散するのに、一番手っ取り早いのは、メディアで話題になったものへ群れること。

 

そして、女性は「何かをやっていなくても大丈夫」な方が男性からも魅力的に見られるようだ。

 

自分が何かに群れたり、熱中していたり、追っかけをしていたら、「どうしてだろう?」と自問自答してみるとその『何か』が見えてくる。