ストレスを感じない生き方

無能な上司の下に有能な部下はいない理由

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出典:photoAC

 

3月も中旬ということで、
会社勤めだと人事異動の話が出てくる頃ですね。

 

なので、この時期になると、
社内がソワソワとし始めます。

 

自分が異動になるかも
とソワソワするのと同時に、
上司の異動も気になるものです。

 

上司の異動で 悲しむのか、
喜ぶのか、 その違いは大きいです。

 

ま、今の私の職場環境は
上司の異動は期待できないので
このまま我慢するしかないのですが。

 

無能な上司と有能な部下

 

20前後の頃、

 

「無能な上司に有能な部下はいない。」

 

の意味が理解できませんでした。

 

上司が無能でも、部下は一生懸命に働けばいいし。

 

なんてやさしい考えを持っていました。

 

根が真面目だからなのか、
そう思って仕事をしてきましたが、
それは間違いだとずっと後になって気づきました。

 

大企業では有能無能は部署がちがう

 

大企業になると、
有能な社員たちは、
その企業にとって大切な部門へ配属されます。

 

無能な社員たちは、
その企業にとって特別戦力に
ならなくても平気な部門へ配属されます。

 

私の経験ではそうでした。

 

私はエリート集団の部門に
いたこともあるし、 末端の部門にもいたことがあります。

 

エリート部門に所属していたときに
子会社の親会社への恨みの騒動に
巻き込まれて 末端部門へと飛ばされたので、 両方を経験できたわけです。

 

その違いは同じ会社とは思えないほどでした。

 

所在地もちがうし、
ビルそのものがちがうし、
オフィスの中もちがうし、
デスクもちがうし、 すべてがちがっていました。

 

 

人によってはお給料も。

 

まったくおなじなのは会社名だけ。。。

 

私が異動になってしまったとき、
エリート部門のみなさんは口を揃えて
「その部署ってどこにあるの?」
「何をしてるところなの?」
と、同じ会社とは思えない言葉が飛び交いました。

 

一人の上司が それらの質問に答えていて、
みなさん 「へー」ってお顔をされていました。

 

だから、合コンなどで、
大企業に勤めていると聞いただけで
「すごーい!」 と思うんじゃなくて、
名刺をもらってどんな部署に所属しているか
までチェックしてから「すごーい」と思った方がいいです。

 

というわけで、大企業になると、
有能な上司の下に無能な部下がいることは
あまりなくて、 無能な上司の下に無能な部下がいることが多いです。

 

これも私の経験上の話しなので
例外もあるかもしれません。

 

なぜ無能な上司に有能な部下はいないのか

 

最初は無能な上司の下でも 懸命に働きます。

 

だけど、あまりにも上司が無能だと
仕事をするのがバカらしく、 無価値のように思えてくるんです。

 

自分の価値観を押し付けてきたり、
仕事の邪魔をしてきたり、
どんなに大変な内容の仕事をやり遂げても
その価値を理解することができなかったり
最悪な場合は、仕事の内容すらわかっていない上司がいます。

 

そんな環境にいるうちに
頑張って仕事しても意味ないんだね、 となってしまうんです。

 

自分まで無能に思えてきて むなしくなったり。

 

こんな無能な上司の下に配属された自分は
人事からも無能だと思われているのだと
落ち込んでしまったり。

 

あなたも無能だから無能な上司の下に配属されたんじゃないの?

 

と突っ込みがありそうですが、 そうとも限りません。

無能な上司も有能な部下を持ちたがる

 

悲しいことに、有能な部下は、
有能な上司にも無能な上司にも 気に入られてしまいます。

 

また、部下を持つまでは
有能だと評価されていたけれど、
部下を持ったとたんに無能な人材になってしまう人がいます。

 

このパターン、多いです。

 

現場の人間からは、
部下を持たない時点でその人が
部下を持つ上司向けかそうじゃないか
はわかるものですが、
現場にいない人事はどうもそこまで見抜くことができないようです。

 

部下がいないときは、
上司の仕事を受け持ったり、
自分の業務をコツコツこなせばいいだけですが、
部下を持つとそうはいきません。

 

部下に任せるべき仕事を
自分で抱えてしまったり、
部下に依頼した仕事も最終的に自分で
また最初からチェックしないと気が済まないとか。

 

仕事の投げ方がメチャクチャで
部下を混乱させたりetc。

 

部下を持ったとたんに
無能な上司になってしまうのです。

 

こうなると部下は大変です。

 

本来、人事はそこまで見抜けるべきだと思うのですが。

 

自分の私欲になる人ばかりに媚びを売る人も多いですからね。

 

そんな人の部下になったら、人事には評判がいいぶん、 部下は大変です。

 

無能な上司の部下になってしまったら

 

無能な上司の下に有能な部下はいません。

 

有能な部下は無能な上司の元を去ります。

 

仕事にやりがいを感じていて、
異動サイクルが1、2年の職場なら、
反面教師として無能な上司の下にいても
いいかもしれませんが。

 

無能な上司の部下でいてはいけません。

 

上司が無能だったら、すぐに異動願いを出します。

 

ちがう部署であっても、
憧れの先輩や上司がいたら
顔見知りになり親しくなったりして
直接仕事で接点がなくても交流します

 

毎日無能な上司の元で学ぶことは
反面教師だけ、 ではむなしくなりますから。

 

引き抜いてもらえるチャンスも出てくるかもしれません。

 

まとめ

 

上司が無能でも、
部下は自分なりに熱心に働けばいい
と思っていましたが、それは間違いだと
気がついたときは遅かったです。

 

もったいない時間と労力を
費やしたと思いますが、
そんな経験をしたことで反面教師になったのと、
人を見る目を養うことができました。

 

もっと、自分を大切にすべきことも学びました

 

無能な上司に有能な部下はいない。
はい、確かにそうです。

 

もし運悪く無能な上司の部下になってしまったら、
異動願いを出し、仕事は機械的にこなし
接点がなかったとしても、憧れの先輩や上司
と交流をもつことです。