お金

お金の貯め方のコツは『バビロンの大富豪』に書いてある

f:id:yume-somurie:20171126165452j:plain

 

夢の叶え方研究家の夢ソムリエです。

 

『お金』について
とっても参考になる本に出会いました。

 

 

先日、電車に乗っているときに
その本『バビロンの大富豪』を読んでいたら、
6駅も乗り過ごしてしまったほどです。

 

セミナーの受付時間に
間に合うように逆算して家を出たのに、
50分も遅れてしまって、
希望する講義はすでに満席になっていました。

 

こんなに魅了された本はめずらしいです。

 

電車は6駅にちゃんと停車してたのに、
駅名も聞こえないくらい集中していたのです。

 

初版が2008年なので、
「読んだことあるよ!」
という方もいると思いますが、
お金を貯めたいなら、この本は読む価値ありです。

 

私は電車を降りるのを
忘れるくらい惹きつけられましたが、

 

「これで本当にお金が貯まるの?」

「ピンとこない。。」

 

という感想を持たれる方もいるようです。

 

以前の私ならそう思ったかもしれません。

 

ですが、お金のセミナーに
参加したことがあるからなのか、
この本に書いてあることが、
すんなりと入ってきたのかもしれません。

 

『バビロンの大富豪』

 

この本は、物語風になっているため、
お金に関する本を
読みなれている人にとっては
意外だったり、読みにくいと思われるかもしれません。

 

ですが、
物語になっているからこそ、
惹きこまれます。

 

人間は感情で動く生き物なので。

 

サブタイトルに
「『繁栄と富と幸運』はいかにして築かれるのか」
とあるように、

 

ゼロからお金を得たい!
と思っている人にとっては
バイブルになる
と言っても過言ではない一冊です。

 

バビロンとは?

 

ページをめくると、
古代都市バビロンについての説明書きがあり、
バビロンの市民は世界で最も裕福な人々だった
と書いてあります。

 

ですが、
市民すべてが裕福だったわけではありません。

 

奴隷が多くいたことも事実です。

 

奴隷が富裕層へと
這い上がってきた過程も書かれていて参考になります。

 

時代はちがいますが、
現代の私たちにもお金を貯める方法と
勇気を与えてくれる本です。

 

この本は、
富とは何か?
富を得る方法の基本について解りやすく書いてあります。

 

もっと富を得たいと
強く望んでいる方のために、
富を手に入れ、
手に入れた富を守り、
そして余った富でさらに多くの富を手に入れる、
本書にはそのための手助けになる奥義が記されています。

 

『バビロンの大富豪』もくじ

 

この本の目的は、
誰もが知りたい富を得る方法の
奥義が書かれているわけですが、
目次はつぎのようになっています。

 

はじめに:古代都市バビロンの市民は、世界で最も裕福な人々だった

プロローグ:こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろう

第一話:財産を築くには不滅の「原則」があった

第二話:富をもたらす黄金の「七つの知恵」とは

第三話:「幸運の女神」が微笑む人間とは

第四話:金貨の袋か、「知恵の言葉」が刻まれた粘土板か

第五話:自ら稼いだ資金の運用は、こうして決める

第六話:「強固な城壁」は、人々を恐怖や不安から守ってくれる

第七話:奴隷に成り下がっても、「人間としての誇り」を忘れなかった男

第八話:「バビロンの知恵」は現代にも通用するか

第九話:幸運-それは「労働の喜び」を知ること

おわりに:富が支えていたバビロンの繁栄(物語の舞台とその背景)

引用:『バビロンの大富豪』

 

お金が貯まるポイント

 

プロローグの

「こんなに働いているのに、
どうしてお金が貯まらないのだろう」

という言葉にうなずく人は多いと思います。

 

お金を貯めるには、
生活を切り詰めてお金を貯めるしかない。

 

と思う人が多いのではないでしょうか。

 

ただし、ここにコツがあります。

 

毎月頑張って
貯金している人もいると思いますが、
同じお金を貯めることには
変わりはありませんが、
視点を変えることがポイントになります。

 

この本では、
月収の1/10を自分のために
最初に支払うことを勧めています。

 

私は、以前にも、
何度もこの教えてを聞いたことが
ありましたが、この本でストンと腑に落ちました。

 

以前、聴講したことがあるセミナーでも、
資産運用のプロの方が同じことを語っていました。

 

「月収の1/10は自分へ支払うこと。」

 

ここがお金を貯めるコツなのです。

 

家賃や光熱費を支払う前に、
自分に支払うのです。

 

そして、
そのお金は絶対に使わず、運用します。

 

たったこれだけで
お金って貯まるものなの?

 

と疑う人が結構いるのも事実ですが、
この方法が基本です!

 

手取りが20万円なら
2万円を毎月自分のために支払います。

 

1/10の月収を貯めて、ある程度貯まったら、
資産運用をし、お金を増やすことを勧めています。

 

実践するとわかりますが、
1/10を自分へ支払っても、
生活が苦しくなることはありません。

 

1/10も自分へ支払えない。

 

1/10なんて、
そんな微々たるお金貯めたって意味ないよね。。

 

などと仰る方もいますが、まずは実践してみることです。

 

自分へのご褒美とお金の関係

 

1/10は自分への支払い
と書きましたが、
真逆のことをしてしまう人がいます。

 

それは、自分へのご褒美として、
自分のためにお金を使うことです。

 

私の周りでも、
自分のために洋服を買ったり、
美味しいお料理を食べに行ったりする人がいます。

 

ですが、
お金を貯めよう、
裕福になろう、
と思っている立場からすると真逆の行為なのですよね。

 

洋服が自分の手元に
やってくるということは、
それと引き換えに、
お金を手放しているということになるからです。

 

自分へのご褒美だから、
と言いながら
お金を遠ざけることをしているのです。

 

月収の1/10を自分へ支払うことこそが
自分への褒美だと気がつくか気がつかないかがポイントです。

 

必要経費と贅沢品を見極める

 

本書では、
月収の7/10で生活しましょう。

 

と書いてあります。

 

7/10以内でどうにかやりくりするのです。

 

そこで大切になるポイントは、
その支出は本当に必要経費なのか、
ということです。

 

必要経費以外は、贅沢品です。

 

女性はバッグを持っていても、
自分好みのバッグに出会うと、
理由をこじつけて買おうとしがちです。

 

あの洋服に合うバックを持っていないから。

あのTPOにぴったりだから。

安いしおトクだから。

などなど。。。

 

男性は、
家電好きだった場合、
まだ使えるのに、
やはり理由をこじつけて最新式を買いたがります。

 

この最新式には新機能がある。

かっこいい。

などなど。。。

 

それらはすべて贅沢品です。

 

本当に必要なものだけ買うことに決めます。

 

私は先日、
100円ショップで、
持っていないデザインの髪留めを見かけて、
ついつい手に取りましたが、
すぐにラックへ戻しました。

 

髪留めはいくつか持っているし、
100円でもそれは贅沢品だと判断したからです。

 

感謝しながら暮らす

 

徹底的に支出を絞って
必要経費だけで暮らすと、
自分がみじめになったように
感じてしまう人がいます。

 

食材がちょっと質素になっただけで、
なんでこんなに我慢しなきゃならないの?
もっといいものが食べたい。

 

などと思ってしまう人もいます。

 

ご飯、味噌汁、野菜、
めざしだけでも立派なお食事です。

 

ですが、質素な生活が
みじめだと思ってしまう人は、
貧乏くさく思ってしまうようです。

 

そうなると、
せっかく食べても栄養になりません。

 

食べる時の心の状態はとっても大切で、
栄養になるかならないかを左右します。

 

外出先で、
今まで800円のお蕎麦を食べていて、
7/10で生活することで、
300円のお蕎麦を食べることになっても、
みじめだと思わず、美味しいと思うことが大切なんだな、と思います。

 

お食事出来ること自体に
感謝することが大切なのですよね。

 

私は食べることが大好きですが、
300円のお蕎麦でも、
質素なお献立でも食べられることに
更に感謝するようになりました。

 

貯めたお金の運用をするために大切なこと

 

毎月1/10を自分のために
支払って貯めたお金は、
運用にまわしてお金を増やします。

 

そして、運用をする時に注意することがあります。

 

それは、
お金の運用の仕方を知っている人に聞く、
ということです。

 

本書では、
お金の運用の仕方を知らない人に、
毎月コツコツ月収の1/10を貯めた
お金を託してしまって、
その財産を失ったお話も登場します。

 

その人はその失敗から学び、
次にコツコツと貯めたお金は、
お金の運用を知っている人に託し富を得ました。

 

スマホについて知りたかったら、
ガラケーじゃなくて、
スマホを使っている人に聞くはずです。

 

だけど、なぜかお金については、
運用について詳しくない人の
アドバイスに従ってしまう人がいるものです。

 

本書でも、実際に資産運用して
実績をあげている人に
アドバイスを求めること、と書いてあります。

 

1億円と1億円を稼ぐ方法のどっちを選ぶ?

 

目の前に、
1億円と1億円を稼ぐ方法が書かれた
虎の巻があります。

 

どちらを選びますか?

 

私は後者です。

 

本書では、
『金貨』と『知恵』として取り上げています。

 

そして「金貨を選ぶ」
と手をあげた人々へ向けて、
このように書かれています。  

 

知恵を無視して、
金貨などを選んでところで、
結局どぶに捨てるようなもんじゃ。

 

翌日になれば
もう金がなくなったと嘆くだけじゃろう。

 

金貨はな、
その決まりを知り、
それを守るもののところに溜まるものじゃ。

 

引用:『バビロンの大富豪』

 

 

五つの黄金法則

 

上述した一節は、
第四章に書かれています。

 

また、第四章には、
五つの黄金法則がわかりやすく
まとめられています。

 

簡単に要約すると、

 

第一の黄金法則
最低でも収入の1/10を貯める

 

第二の黄金法則
貯まった黄金から利益を生ませる

 

第三の黄金法則
黄金の扱いに長けた人々の忠告をきく

 

第四の黄金法則
黄金を逃す人々

 

第五の黄金法則
黄金を逃す魅惑的な誘惑

 

くわしくは、
『バビロンの大富豪』をお読みください。  

 

月収の1/10を
コツコツと貯めている段階では、
第五の黄金法則はまだ先の話しですが、
ある程度の富を持つ人は
第五章に書かれていることを忘れないことで、
更に富を築くか、
スタート地点へ戻るかの分かれ道になると思われます。

 

 身内であっても慎重になること

 

裕福な人のところへは、
お金に困った人達が、
お金を貸して欲しい
と相談に来ることがあるものですよね。

 

本書では、
その時の見極め方のアドバイスもあり、
それはとても納得するものです。

 

ある日、
槍職人ロダンのところに
国王陛下から大金が入ってきました。

 

ロダンは人生で初めての
大金を手にしたため、
どうしてよいものか困り、
金貸しのメイソンを訪ねます。

 

ロダンが金貨を手に入れた話を
聞きつけた人たちが、
お金を貸して欲しいと日夜訪れてきましたが、
「ノー」と断っていました。

 

ですが、妹から、
夫のためにお金を分けて欲しい
と言われ困っていました。

 

相談を受けた金貸しのメイソンは
ロダンにその義理の弟について
いくつかの質問をし、結論を出しました。

 

そしてメイソンは
妹に対する言葉もロダンへ伝えます。

 

このやり取りの中で、
お金以外にも当てはまるな、
と思い、参考になる言葉がありました。

 

以下、要約です。

 

運命が重くのしかかっている人々を助けるのも
まっとうなことだけれども、
手を差しのべるときには慎重にならなければならい。

 

さもないと、
人を助けたいと願うあまり、
他人が担う重荷が自分の肩にかかってきてしまう。

 

元奴隷から富を得た人々

 

本書には、
奴隷から富を得た人達も登場します。

 

特に私が心に刺さったのは、
第九話に登場する
「元奴隷、富豪の大商人
シャルゥ・ナダの愛ある教え」でした。

 

心が痛むシーンもあるため、
より心に突き刺さったのかもしれません。

 

愛ある教え、とあるので
意外だと思われる方もいるかもしれません。

 

お金を得る、
と聞くと、冷酷な人達で
自分さえお金を得られれば良い。

 

と誤解されがちですが、
本書に登場する富豪達には
共通して愛があります。

 

自分がどのように富を得たのか、
惜しみなく伝授しています。

 

第七話にも、
元奴隷ダバシアが登場しますが、
富豪になったダバシアが、
借金で食べ物にもありつけない
タルカドへの導き方へも愛を感じました。

 

「お金に困っているのなら、
幾らかあげるよ」

 

「空腹で困っているのなら
食べ物をあげるよ」

 

ではなくて、
愛のある手の差し伸べ方をしているからです。

 

働くことの大切さ

 

「宝くじがあたったら、仕事をやめる。」
というセリフ、周囲の人達から
聞いたことはありませんか?

 

私は職場や知人、友人にいました。

 

ですが、本書を読むと、
いかに働くことは意味があり
大切なことなのか。 が身に沁みます。

 

第九話のタイトルには
労働の喜びとあります。

 

労働がストレスじゃなく、
喜びに変わると、富は自然と増えるようです。

 

私はまだ富が増えた状態ではないため、
言い切りでなく、「ようです」
という言葉を使いましたが、本当のようです。

 

2/10は何に使うのか?

 

1/10は自分へ支払、7/10で生活すると
2/10は何に使うの?

2/10は借金返済へあてます。

 

返済先が複数ある場合は、
毎月の返済額を公平に決め、
先方へも包み隠さずお話しし、
毎月支払う過程が書かれています。

 

借金がない人は、
この2/10も貯蓄することで、
貯蓄額がいっきに増えます。

 

 

まとめ

 

働いても働いてもお金が貯まらい

なかなか貯蓄ができない

お金の貯め方を知りたい

貯蓄したお金がある人 等々

 

お金について興味のある人に
『バビロンの大富豪』はおすすめの本です。

 

お金と言えば、
ユダヤ人を参考にした本が多く、
私もたくさん読んできましたが、
この本はバイブル本です。

 

お金を貯める方法を
隠すことなくオープンに書いてあるので、
拍子抜けしてしまうかもしれませんが、
この本のとおりに、月収の1/10を貯蓄していけば
確実にお金は貯まります

 

私はこの本を読む前から、
資産運用プロのセミナーで
この方法を知っていたので実践中ですが、
まさに基本だと実感しています。

 

お金を貯めることがうまくいかないと、
お金を貯めることは難しくて、
何か特別な方法や才能が必要なのか
と思ってしまいがちです。

 

ですが、本当は単純である 
ということがこの本でわかります。

 

また、お金を貯めることは
難しいことである、
とハードルを高くしてしまっている人は、
こんな方法でお金が貯まるなんて信じられない。

 

と途中で本書を投げ出して
しまいそうになるかもしれません。

 

ですが、お金の貯め方も、
この世の中の仕組みや
引き寄せの法則と同じで、
とても単純なのだとわかります。

 

また、お金のみでなく、
愛がつまっている本です。

 

この方法を実践している夫婦も登場します。

 

素敵な夫婦だな、と思うと同時に、
経済的な理由で結婚しない男性がいますが、
参考になるのではないか、とも思いました。