ストレスを感じない生き方

価値観や目に飛び込んでくるものはみんなちがって当たり前

 

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出典:photoAC

 

大晦日、お寿司を取りに出掛けたとき、
小腹が減ったのでカフェでサンドウィッチ
をぱくつきながらコーンスープを
すすっているとき、隣の席にいた二人組の
女性の会話が耳に入ってきました。

 

年下の女性が年上の女性に
『人生のアドバイス』
をうけているような感じでした。

気がつかなくても大丈夫!

 

その年下女性は、
みるからに穏やかそうで
ピュアな印象でした。

 

小学生の息子さんがいるらしく、
子供の教育方針についてなど
を相談していました。

 

どうやら、その息子さんは競争心が
まったくないとのことでした。

 

私はいいことだと思ったのですが、
お母さんとしてはこれでいいのか?
と不安に思っているようでした。

 

お正月飾りに気がつかず落ち込む

 

その息子さんの話しから、
自分も気を付けることがあれば
取り組んでいきたいと話されていて、
話は、友人と一緒にお友達の家を訪れて、
玄関へ入ったときへと流れていきました。

 

友人:「お正月の飾りだけど、、、見た?」
女性:「えっ?お正月の飾り?」
友人:「さっき、入ってくるとき、
玄関のドアの上にあったじゃない?」
女性:「えっ?」
友人:「気がつかなかったの?」

 

その女性は、
お正月の飾りに気がつかなったことに
ショックを受けたようで、
そのことを例にあげて

 

「自分は視野が狭い。」

 

「目先のことしか見ていない。
あなたはいろんなことを知っているし、
視野が広いから、教えて欲しいです。
どうしたら、あなたのように視野が
広くなれるんでしょうか?」

 

と年上女性に相談していました。

 

年上女性がどんな返答をするのか
耳を澄ませていたら、

 

「いろんなことに興味を持つことよ。」

 

のようなことを仰っていました。

 

年下女性は、その答えをこれまた
素直に受けとめていたようでした。

 

もし私が相談を受けていた
年上女性だったとしたら、

 

「玄関にあるお正月の飾りつけ
なんかに気がつかなくっても大丈夫。」

 

「全然平気。」

 

だと言っちゃいますけどね。

 

自分の価値観を振り回す人はスルーする

 

その年下女性は、お正月飾りに
気がつかなかったことに対して

 

「自分はダメ。視野が狭い。
もっと視野が広くなりたい。」

 

と思ったわけで、

 

自分はダメだ、

 

と思ったわけですよね。

 

だけど、お正月飾りに気がつかなくても
生きていくのに支障はないです。

 

むしろ、気がつかなかった自分を
責める方が支障がでます

 

この女性は、素直そうだから、
気がつかなかった自分を
責めてしまっていたのです。

 

友人に

 

「気がつかなかったの?」

 

と言われたら、

 

「そうだよ。」

 

と言えばすむだけのこと。

 

それでも友人が

 

「気がつかないなんてオカシイ!
絶対に気がつくはず!」

 

と言い続けてくるのなら、
その友人の方がオカシイです。

 

自分の価値観で頭がガチガチなんですよね。

 

同じ道路を歩いていても、
何に気がつくかなんて人に
よってちがいますからね。

 

なーんにも、気がつかない人だっています。

 

考え事をしながら歩いていると、
周囲のことなんて目に入って
こないこともありますし、
赤い車がほしいと思っていると、
赤い車ばかり目に入ってくることがあります。

 

「お正月の飾りつけしなきゃ」

 

と思っていると、

 

お正月の飾りに目が行きます。

 

相談していた女性は、
自分の視野が狭いことが
子供にも影響しているのかもしれないので、
もっと視野を広くしたいとのことでした。

 

もちろん、視野を広くしたいのであれば、
本を読んだり、流行っていることを
チェックしたり、ブログやツイッターなどで
人がつぶやいていることなどを読んだりして、
知らないことや興味があることを調べたりすると、
時間が足りないくらいに勝手に視野が広がります。

 

いろんな物事に興味をもつことで視野が広がる、
といわれても、かまえて考えてしまいますが、
ネットに出ていた一つの記事を読むだけでも、
そこから

 

「なぜ?」

 

がはじまって、
収拾がつかないくらい視野が広がるものです。

 

お正月飾りに気がつかなった芸人さん

 

そしてラジオを聞いていたら、
この女性と同じように、
お正月の飾りつけに気がつかなった
芸人さんがいました。

 

TBS玄関の両端に
お正月の飾りつけがあったそうで、

 

アナウンサー:「おっきな飾りつけですよね?」
芸人さん:「えっ?そんなのあった?」
アナウンサー:「両端にあんなに大きな飾りつけがあったの
気がつかなかったんですか?」
芸人さん:「ぜんぜん、気がつかなかった。」

 

番組放送中にスタッフが写真を
撮ってきたようで、それを見ながら芸人さんが
「ホントだ。大きいね~。」
と感想を述べていましたが、
その芸人さんは、先述した女性のように
気がつかなかった自分はダメだな、
と思うようなことは仰っていませんでした。

 

そして、気がつかなかったのは、
その芸人さんだけでなくて、
他の人たちもまったく気づいて
いなかったとのことでした。

 

それを聞いたアナウンサーは
おどろいていたようでしたが、
人ってみんなちがうので
そんなの当たり前のことです。

 

最後に

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人はみんな自分とは違う価値観を持っているし、
それを認めているはずだけど、
時々、ちょっとしたことで、
自分の価値観を振り回す人がいます。

 

お正月の飾りつけに気がつかないなんて
オカシイ!などとなるわけです。

 

相談していた女性に、
このお笑い芸人さんのお話を
聞かせてあげたかったな。

 

TBSの玄関に飾られたでかいお正月飾り
に気がつかなかった芸人さんがいたよって。